cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
8月12日、アメリカ南部・バージニア州のシャーロッツビルで白人至上主義者やネオナチの支持者らが集会を行いました。そこで反対運動をする集団と衝突し、死傷者がでました。 アメリカ在住の作家・渡辺由佳里さんが、激化するアメリカの分断について考えます。 白人至上主義者たちのデモで起こった衝突 先週土曜日、アメリカの東部、バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者(white supremacists)が大規模の集会を行った。 前夜には、集まった白人至上主義者がタイマツを掲げて、ナチス式の敬礼をしつつ、 「単一民族、団結した国家、移民受け入れ廃止」 (one people, one nation, end immigration) と唱えて行進した。 その映像は、映画『ミシシッピー・バーニング』を連想させ、背筋が凍えた。 翌日の集会では、白人至上主義者らとそれに抗議する集団が衝突し、暴動になった。
妻を亡くしても泣くことのできない主人公……。西川美和監督の『永い言い訳』は、複雑な感情の揺れ動きとコミュニケーションを描いた作品です。今回の「およそ120分の祝祭」ではこの話題作を取り上げます。なお、このレビューでは、監督本人が執筆した原作小説内で言及される、登場人物の内面描写がいくつか引用されています。映画本編のみでは知り得ない情報などが含まれるため、事前に詳しい情報を知りたくない方は、作品をご覧になった後に、こちらのレビューをお読みください。 『ゆれる』(’06)『ディア・ドクター』(’09)などで、映画ファンからも評価が高い西川美和監督の最新作、『永い言い訳』が公開された。西川本人が執筆した同名小説をもとに作られた。過去に西川の映画は日本アカデミー賞(脚本賞)を受賞しており、さらには小説も直木賞候補に選ばれるなど、幅広い才能の持ち主である。 『永い言い訳』の主人公は、小説家として成功
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