2008年の年末。据え置きゲーム機のソフトが、ついに充実しはじめます。 ワインの熟成みたいなものです。ハードが世の中に登場してから、「商品として美味しい」レベルのソフトが世に出てくるのには、ある程度の時間がかかります。テレビゲーム・ビジネスでは、その期間は、およそ2年。そこを機に、堰を切ったように話題作が登場することになるのですね。 2年前の年末も同様でした。ニンテンドーDSが発売されてから2年目の年末にあたる2006年末には、11~12月だけで70を超えるタイトルが市場に投入されるソフトラッシュとなりました。前年同期比で約50%アップ。ハード発売から2年目の年末商戦を機に、ニンテンドーDSの人気が確固たるものになったことがわかります。 そして、2008年。WiiやPS3の発売からちょうど2年にあたる今年の年末は、据え置きゲーム機の番になります。 多くのソフトメーカーが、新マシンの開発に馴