富士通とセールスフォース・ドットコムのCRM分野におけるSaaS事業での販売提携は、セールスフォース・ドットコムにとってビジネス拡大の大きな弾みになりそうだ。 富士通とセールスフォース・ドットコムは5月18日、SaaS型CRMアプリケーション「Salesforce CRM」およびネットワーク経由で業務アプリケーションを開発できる基盤サービス「Force.com」について販売パートナー契約を結んだ(ニュース記事参照)。 セールスフォース・ドットコムはこれまで、NEC、日立ソフトウェアエンジニアリング、NTTコミュニケーションズ、キヤノンITソリューションズ、新日鉄ソリューションズ、CSKシステムズといった有力システムインテグレーターと同様の販売パートナー契約を結んでいる。 とりわけ今回の富士通との提携によって、富士通、NEC、日立グループといった国産システムベンダーの“御三家”と契約を結んだ