全国の地方都市の中でも、福岡は交通ICが集中するエリアになっている。本誌でも紹介したとおり、福岡では2008年5月18日に西日本鉄道の「nimoca」がスタート(参照記事)。2009年3月1日にはJR九州の「SUGOCA」のサービスが始まった(参照記事)。そして、SUGOCA開始から7日後となる3月7日、福岡市交通局の「はやかけん」のサービスが開始された(参照記事)。 nimoca、SUGOCAと続く、福岡第3の交通ICカードとして、はやかけんはどのように展開していくのか。今回の時事日想は特別編として、福岡市交通局の「はやかけん」についてレポートする。 当初から相互利用を意識 福岡市交通局の路線は、福岡の都心部である「天神」および「天神南」を中心に3方向に伸びている。福岡を東西に貫くのが「空港線」、北東方向に伸びるのが「箱崎線」、南西方向に伸びるのが「七隈線」である。他地域から福岡空港を訪
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