【経済深層】ヤミ化する金融業者、“融資難民”も続出 改正貸金業法の衝撃 (1/4ページ) 2009.9.12 08:00 消費者金融などへの規制を強化する改正貸金業法の完全施行が来年6月までに迫る中、正規の業者が次々に廃業し、違法なヤミ金に衣替えしている。こうした業者は、従来のヤミ金に比べると金利はやや低く、当初は暴力的なにおいを感じさせないため、「ソフトヤミ金」と呼ばれている。正規業者の審査の厳格化で融資を受けられなくなった“難民”が大量に流れ込んでおり、今後、大きな社会問題になる恐れが指摘されている。対応はソフトだが… 都内に住む50代の女性保険外交員は昨秋の金融危機以後、営業成績が思うように伸びず生活が苦しくなり、ヤミ金に手を出した。過去に自己破産よりも手続きが簡単な「個人版民事再生法」を申請したことがあり、正規業者から借りられなくなっていたためだ。 対応が比較的ソフトだった複数の