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2009年9月25日のブックマーク (2件)

  • 記者の目:足利事件 菅家さんの再審=吉村周平 - 毎日jp(毎日新聞)

    栃木県足利市で90年に女児が殺害された足利事件で、無実の罪を着せられた菅家(すがや)利和さん(62)の裁判をやり直す再審の初公判は10月21日に決まった。宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で半年間審理される見通しだ。過去の再審は迅速な無罪判決の言い渡しに主眼が置かれ、冤罪(えんざい)や誤判防止などに関する議論はほとんどなかった。検察側が争わない姿勢の今回は異例の長さだ。私は再審を、現行法制度の不備や問題点をあぶり出し、必要な法整備を進める議論の礎にすべきだと思う。 再審の進め方について、佐藤裁判長は4日に同地裁であった弁護団、検察側の3者協議で、半年間の日程を主張し、一定の証拠調べをする意向を示した。だが、「誤判原因の解明は裁判所の権能を逸脱する」とも述べており、具体的にどんな証拠調べが行われるかはまだ分からない。 宇都宮地検も同様の見解だ。高崎秀雄次席検事は「(検証を求める菅家さんの)思いは分

  • asahi.com:見える取り調べ 捜査当局難色-マイタウン栃木

    「足利事件」の菅家利和さん(62)の釈放でも注目された「取り調べの可視化」。民主党は総選挙で「冤罪を防止する」として全面的な導入を訴えた。新政権が発足し、弁護士らから期待の声が上がる一方、捜査当局には「取り調べの現実を知らない」「検挙率が下がるだけ」と強い抵抗がある。(吉永岳央、阿部峻介) 17日、鳩山内閣の新閣僚の就任記者会見。取り調べの全面可視化について、千葉景子法相は「国際的な趨勢(すうせい)になっている」、中井洽国家公安委員長は「すべての事件で実施したい」と、いずれも導入に前向きな姿勢を示した。 だが、抵抗を示す県警の捜査員は少なくない。 「容疑者との信頼関係が作れなくなる」。県警幹部の一人はこう語る。取り調べの際に、自らの身の上話を交えて会話を重ね「この人なら話そう」と心を開いてもらう――。こうした手法をとってきた取調官も多く、時に多少の脚色や誇張が混じることもあると