日本人の晩婚化と出産年齢の高齢化に依然として歯止めがかからない。それまでは意識されてこなかった「卵子、精子の老化」問題も数年前から話題にのぼるようになり、社会に大きな衝撃を与えている。その一方、体外受精や代理母による出産は徐々にではあるが着実に普及しているという現実もある。出産をめぐるこのような状況のなか、なんと今から20年後の2034年には「人工子宮」による出産が実現していると予測する識者の発言が話題を呼んでいる。 ■20年以内に「人工子宮」が実用化される!? 注目を集めている発言とは、アメリカの作家で未来学者のゾルタン・イストバン氏が、情報サイト「VICE」に寄稿した記事の中で述べたものだ。 イストバン氏は「この分野での技術進歩は予想を超えて早く進んでいて、今から20年以内に人工子宮による妊娠と出産が実現し、30年後には幅広く浸透しているだろう」と、同意見を持つ各界の識者を代表して述べ
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