【AFP=時事】中国・広西(Guangxi)省チワン族自治区の玉林(Yulin)で、今年もまもなく「犬肉祭」が開かれる。この祭りには世界の団体や著名人らがこぞって抗議し、国外で数百万人分の反対署名も集まっているが、地元住民たちはこれが逆の効果を生んでいるという。さらに多くの人が犬肉食に興味を示すようになっているからだ。 【写真】日常的に消費される犬肉 王林のある精肉店の店主は「犬肉の売り上げはこれまでにないほど伸びている。昨年はそれまでの5割増しを超えていた」とAFPに明かした。 活動家らの話では、犬はおびえればおびえるほど肉の味が良くなるという言い伝えがあるせいで、王林では犬が殴打されたり生きたまま煮たりされているとして、この貧困に苦しむ中国南部の街に対し、国際社会は激怒している。夏至に合わせて行われるこの祭りのために殺される動物は、1万匹以上。これを「野蛮だ」と非難した英人気テレビ