1992年にデビューし、美しい栗毛の馬体から人気を博した牝馬・ユキノビジン。今年9月にゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の育成キャラとして登場し注目を集めると、ユキノビジンの担当厩務員がファンの女性と結婚し、生まれた娘に「優希乃」(ゆきの)と名付けたというエピソードもSNS上で話題になった。ユキノビジンが結んだ関係によって生まれた優希乃さん本人に「両親のなれそめの詳細」と「ユキノビジンが話題の中心の一家」についての話を聞いた(全2回のうち第1回/後編は#2へ)。 桜花賞、オークスで“ベガの2着”だったユキノビジン 優希乃さんの両親が出会ったのは今から29年前。きっかけは1頭の牝馬だった。 東京都に住んでいた美枝(よしえ)さんが馬を好きになり、競馬を見るようになったのは、姉の影響だった。その姉からある日、こんな綺麗な馬がいるんだよと1頭の馬のことを教えられる。それがユキノビジンだった。 オ