4章ではデータベースの稼動状況を示す「動的パフォーマンス・ビュー」を紹介しましたが、本章では「待機イベント」と呼ばれる、OracleのOracleは待機イベントを使用して、データベースの待機時間を管理します。待機イベントを理解することによって、問題の核心を的確につかみ、ボトルネックとなっている箇所をチューニングできます。 待機イベントは、プロセスが何らかの作業を待機していることを示します。待機イベントが発生すると、その待機イベントの待機時間が記録されます。 例)ブロック競合による待機 チェックポイント遅延による待機 など 待機イベントの情報は、システムの問題点を顕著に示します。 パフォーマンスに問題があるシステムを診断する際は、まずは発生している待機イベントを調査することをお薦めします。