【例題】 それでは、現状把握のための切り口と切り方について、より理解を深めるために例題をみていきましょう。 <例> ある大手自動車メーカーE社は、ここ数年の自動車総販売台数の減少に頭を抱えていました。 背景となっている若者のくるま離れやカーシェアリングの普及、あるいはガソリン価格の高騰に対して、効果的なアプローチができずに悩んでいます。 そこで営業本部長のAは、異例ではありますが、全国の販売店から店長を集めて企画会議を実施することにしました。 各地で購入層や販売数の地域差はあるものの、全国規模で意見交換することによって、長期的な戦略を打ち出すことが狙いです。 会議のテーマはズバリ、「これからの時代の“売れるくるま”とは」です。 直接的ではありますが、それだけに厳しい現状を反映させているとも言えます。 状況は同業他社も同じですが、それを言い訳にすることはできません。 E社は日本での売上低迷を
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