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あらこんなところに俺に関するminougunのブックマーク (2)

  • お金が大好きだった

    ぼくは小さいころお金が好きだった。母子家庭で家が貧乏だったからだと思う。電気やガスを止めたり、おやつをうちだけ少なくしたり、母に徹夜で内職をさせる。不憫だ、子どもが不憫だと時おり、母を涙させる。そんなお金の力に引き寄せられたのかもしれない。 小学校二年生までのぼくの趣味は、おこづかいや、数少ない親戚から年に一度もらえるお年玉、たとえば数千円。それを両替機で崩すことだった。全部10円に。お金が増えるのがすきだった。受け皿に硬化が落ちてくる、あのジャラジャラッ、という音もすきだった。全部10円玉になると、店のおばちゃんに数十枚の銅色の硬化を渡した。きびすを返し両替機に銀色の硬化をまた突っ込んだ。繰り返し。迷惑なはなしである。 小学校三年生に上がると、その行為がまったく無意味だと悟った。今度は当の意味でお金を増える方法をかんがえはじめた。勉強にも友達にもそれほど興味はなかった。 最初のぼくのビ

    お金が大好きだった
  • 「話せる人」に憧れるだけの人生だった - ぐるりみち。

    ほろ酔いの勢いで言いますが。昔近藤さんが、ふとしたときに、社会はたまたま対面でのコミュ力がある人間が有利になってる。でも、テキストでのほうが上手だって人間は世の中にはたくさんいる。そういう人のためのサービスをおれたちは作ってるんだって言った時があって、俺はそれに感動した — Naoya Ito (@naoya_ito) 2014, 7月 6 ときめいた。キュンときた。 昔っから、口下手な子供だった。思ったことをそのまま言えず、その場のノリと空気に合わせてきた。「こう言えば、怒られないだろう」言葉ばかりを選んで、不必要なことは言わないよう、口を閉ざして生きてきた。 高校生くらいまでなら、それでもなんとかやっていけたんです。 授業やクラスの話し合いの場では、必要最低限の発言と意思表明をしていれば良かった。筋道立てて自身の主張を長々と語る必要はなく、「これくらいは話してもいいよね?」くらいのこと

    「話せる人」に憧れるだけの人生だった - ぐるりみち。
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