1962年製作の映画を見ました。しかも描かれている時代は、製作年のずっと前の、戦前のお話。 島崎藤村の本を映画化した「破戒」っていう映画です。 内容ご存じの方も多いと思います。暗い映像です。テーマも重い。 被差別部落に生まれた主人公がその出自を隠して生きることに耐えられなくなって告白するお話ですね。本は大昔に読みました。でもこの映画は、私がその本読む前にできています。 教育映画として作られたわけじゃないのに、こんな時代にこういうテーマで直球映画を創るというのは、結構すごいことなんじゃないかと思いました。 客はお金払って映画館にこれを見に行くわけですよね、それって、かなり文化度高くないとできない気がします。 7−8年前かな、被差別部落名のリストを購入した企業があるとかの新聞記事を見ました。 なんだかなあ、という感じです。この前、京都に行ったときに、タクシーの運転手さんが“本籍地って好きに変え