タグ

ブックマーク / omoshow.blog95.fc2.com (11)

  • 追悼・祝々亭舶伝

    呑気に『クイック・ジャパン vol.80』を読んでいると、ヂエームス槇氏によるコラムが目に留まった。コラムのタイトルは「追悼・祝々亭舶伝」。祝々亭舶伝。どこかで聞いた名だ。誰だっけ。小一時間ほど考えて……ようやく思い出した。いやはや、情けない。彼のことを忘れていたとは。 祝々亭舶伝。三代目桂春団治を師匠に持った落語家で、かつては桂福団治と名乗っていた。その後、桂春輔と名前を変え、最終的に祝々亭舶伝となった。桂春輔と名乗っていた頃、彼は“気違い春輔”と呼ばれていた。「医者に栄養を取らないといけないといわれ、御飯にアリナミンをかけた」「モリソバだけを先にべた後、ツユだけ飲んだ」「立川談志に「ペニスの先から屁が出る」と自慢した」などの異常な行動のためである。 しかし、その芸については一目置かれていた。派手なコントや漫才に負けないように、高座で飛び跳ね、舞台を走り回る激しい創作落語で、客にウケて

    minougun
    minougun 2018/11/29
  • 『今日を歩く』(いがらしみきお)

    屋に行くと、いがらしみきおの新刊が平積みされている。別のを買う予定だったのだが、お金を少し多めに持ち歩いていたので、躊躇無く購入を決意した。子どもの頃は、お小遣いが限られていたこともあって、を買うときにはかなり考え込んだものだが……大人になって、懐にも余裕が出てきて、気が付けば購入のハードルが随分下がってしまったものだ。それ自体は喜ばしいことの筈なのに、不思議と物そのものの魅力が薄れていくように感じてしまうのは、どうしてなのだろう。結果、三冊の漫画を買ったのだが、値段が2,000円近くもかかったことに、少し驚いてしまった。私の感覚では1,500円くらいだろうと思っていたのだが……消費税が上がったというニュースを目にして結構な時間が経っているが、この変化に対して、未だに私の意識は追い付けていないようだ。 いがらしみきおといえば、『ぼのぼの』『忍ペンまん丸』など、可愛らしい動物をモチー

    minougun
    minougun 2015/03/16
    web漫画が面白かったから、本も買って読んでみようと思う。
  • 松本、漫才に帰る『R100』

    都内有名家具店に勤務する片山貴文には秘密があった。それは、謎のクラブ「ボンテージ」に入会してしまったということ。以降、様々なタイプの美女たちが片山の日常生活の中に突然現れ、彼をこれまで味わったことのない世界へと誘っていった。しかし内容は次第にエスカレートしていき、女性たちは彼の職場や家庭にも現れるようになる。耐えられなくなった片山はプレイの中止を求めるが、一向に受け入れられない。さらなる予測不能の事態が次々と巻き起こる中、果たして彼の運命は!?(内容紹介より) 2013年10月25日金曜日夕刻、仕事を終えた私は自らの車で遠方の映画館へと向かっていた。ダウンタウンのボケ担当・松人志が監督を務める映画『R100』を観るためである。 過去、松は自身が監督を務めている映画を三作品、世に送り出している。『大日人』(2007年)、『しんぼる』(2009年)、『さや侍』(2011年)、以上の三作だ

    minougun
    minougun 2013/10/28
    「松本自身が企画を務める『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』でも目にするような、非常に分かりやすい笑いだ。」宇多丸氏がSMのパターンが陳腐だと指摘していたが、分かり易くする為にあえて抑えた気がする
  • やっくんの話。

    桜塚やっくんが事故で亡くなったという。当然のことながら哀しいという感情もあるにはあるが、それよりも急死の驚きが大きい。結局のところ、私は彼のことをテレビでしか観たことが無く、また彼そのものに対してもさして深い興味を抱いてはいなかったからだろう。ただ、彼が竹内幸輔と共に結成したお笑いコンビ“あばれヌンチャク”は、今から10年近く前、高校生だった私が『爆笑オンエアバトル』を観始めた頃に目撃した、衝撃的な笑いの一つではあった。 あばれヌンチャクのネタは、竹内演じる“おにいさん”がスケッチブック片手に進行するブラックな授業に対して、斎藤恭央(※桜塚やっくんの名)演じる“やっくん”がツッコミを入れるというスタイルを取っていた。そのスケッチブックに描かれたブラックなイラストもさることながら、淡々と授業を進めていく低音ボイスの竹内と、慌てふためきながら授業内容にツッコミを入れる斎藤のバランス感が素晴ら

    minougun
    minougun 2013/10/06
  • 『キングオブコント2013』批評

    ■放送日 2013年9月23日 ■司会 ダウンタウン(浜田雅功・松人志) ■アシスタント 小林悠(TBSアナウンサー) ■審査員 アームストロング、アイロンヘッド、アップダウン、イシクラノオノ、犬の心、インスタントジョンソン、インポッシブル、エネルギー、エレキコミック、かまいたち、巨匠、銀シャリ、クロスバー直撃、ザ・ギース、ザ・プラン9、ザブングル、GAG少年楽団、しずる、シソンヌ、シマッシュレコード、シャカ、ジャルジャル、ジャングルポケット、ジューシーズ、シロハタ、スパイク、スパローズ、ずん、ダブルブッキング、弾丸ジャッキー、たんぽぽ、チャーミング、ツィンテル、トップリード、ななめ45°、2700、ニッチェ、日エレキテル連合、ねじ、パンサー、5GAP、田兄妹、マヂカルラブリー、夜ふかしの会、ラバーガール、ラブレターズ、ロッチ、我が家、わらふぢなるお、ワルステルダム 【1stステージ

    minougun
    minougun 2013/10/04
  • ツッコミ高の時代を象徴する二組の漫才師

    著者の槙田雄司氏は、芸人“マキタスポーツ”として知られている人物。そのこともあって、お笑いクラスタ界隈では、特に読まれているらしい。で、好評であると聞いている。そこで早急に購入し、早々に読み始めてみたのだが……これが遅々として進まない。ただ、これは決して書が不出来だからではなく、単純に私が評価されているものをなかなか受け入れられないザ・天の邪鬼であるが故のことだ。なんとも、どうしようもない。ただ、最初の方をザッと読んでみたり、既に購読された方々の感想に目を通してみたりしたところによると、どうやら書は世にはびこるツッコミたちに警鐘を鳴らしているのようだ。 自分はツッコまれないように、つまりボケをやらないように気をつけながら、ツッコミを入れるわけです。ツッコミだけを入れていれば、安全な場所から他人を攻撃できます。そのことで自分の価値を高めようと考えている。(略)私は「ツッコミ高ボケ低」の

    minougun
    minougun 2012/11/26
    読んでないが、多分マキタ氏が言ってるツッコミとは、「正論」の事を言ってるんじゃないかなと思う。正論言って、ボケを食いつぶしていく芸風はとても楽。だから皆MCになりたがるし、プロデューサーと近づきたがる。
  • ヒカリゴケの漫才『肝試し』を解体してみた。

    私が「爆笑オンエアバトル」「オンバト+」を鑑賞し続けている理由の一つに、“芸人が変わる瞬間”を見られるから、というのがある。なんでもない、どこにでもあるようなネタを見せていた若手の芸人たちが、何かがきっかけで変わる瞬間。その瞬間を目にした時、私はたまらなく幸せな気持ちになれるのだ。それはまるで、父親が息子の成長を目の当たりにして感動している様な……というと、流石に少し大袈裟な気はするが。それに似たような感情が芽生えているように思う。無論、実際にライブで彼らのネタを目にしているお客さんに比べれば、私はずっと遅れているのだろうし、また思い入れにも違いがあるのだろうが。 最近、私が目にした“芸人が変わる瞬間”は、9月15日に放送された「オンバト+」で披露されたヒカリゴケの漫才である。 ヒカリゴケは2005年に結成された松竹芸能所属のお笑いコンビ。『NARUTO -ナルト-』のロック・リーそっくり

    minougun
    minougun 2012/09/19
    面白そう!ヒカリゴケがこんな感じでまさか跳ねるとわ(失礼
  • 「キングオブコント2012」決勝進出者、発表!

    うしろシティ(松竹芸能) かもめんたる(サンミュージック) 銀シャリ(よしもと) さらば青春の光(松竹芸能) しずる(よしもと) トップリード(太田プロ) バイきんぐ(SMA NEET Project) 夜ふかしの会(フリー) いやー……ナメてた。完全にナメてたよ「キングオブコント」を。いや、でもフツーはそうでしょ? 決勝戦はゴールデンタイムの生放送でお送りするわけだから、そりゃメジャーな芸人が何組かは選ばれるって思うでしょ? だって、テレビショーなんだから。視聴率がナンボの世界なんだから。インパルスやモンスターエンジン、昨年大会を沸かした鬼ヶ島あたりは残すと思うじゃない。それが蓋を開けてみたら……何コレ!? 昨年大会決勝組は圧倒的ドベだったトップリード、返り咲きはしずるのみで、残りは全組初の決勝進出! しかも、若手芸人の登竜門番組「オンバト+」ですら、まだまだこれからと目されているような

    minougun
    minougun 2012/08/31
  • THE GEESE『Poetry Vacation』

    一のコントを決定する「キングオブコント」が今年も開催されている。先日も準々決勝戦が行われた。これを勝ち上がると、準決勝戦に進出することが出来る。「キングオブコント」における準決勝戦進出は、他の大会におけるそれよりも重大である。何故ならば、「キングオブコント」の準決勝戦に進出することが出来れば、決勝戦の審査員としてゴールデンタイムの特番に出演できるからだ。コント師としては参加できなかったとしても、ガヤ芸人の一組として活躍できる場が与えられるわけである。それどころか、司会のダウンタウンに注目されるかもしれない。あまつさえ、自身がメインを務める番組に、ゲストとして呼んでもらえるかもしれない。そこには、無名の若手芸人には滅多に訪れることのないチャンスが転がっているのである。準々決勝戦の終了後、そんな小さなチャンスを掴み取った67組の若手芸人の名前が公開された。見ると、有名どころから無名どころま

    minougun
    minougun 2012/08/28
    『ビジネスの基本にまつわる話』やったのかー。確かインパクトは弱いかも。
  • 「THE MANZAI 2012」認定漫才師マトメ

    ■「THE MANZAI 2011」認定漫才師(※太字は決勝進出組) アメリカザリガニ、アルコ&ピース、囲碁将棋、ウーマンラッシュアワー、エルシャラカーニ、学天即、キングコング、銀シャリ、グランジ、ザ・パンチ、さらば青春の光、磁石、ジャルジャル、シャンプーハット、スーパーマラドーナ、スパローズ、スリムクラブ、ダイノジ、チキチキジョニー、千鳥、テンダラー、東京ダイナマイト、トータルテンボス、土佐駒、ドレッドノート、トレンディエンジェル、ナイツ、流れ星、2700、ニレンジャー、南海キャンディーズ、Hi-Hi、博多華丸・大吉、バッドボーイズ、ハマカーン、ハライチ、はりけ~んず、パンクブーブー、ビタミンS、風藤松原(棄権)、プリマ旦那、平成ノブシコブシ、POISON GIRL BAND、ぽ~くちょっぷ、マヂカルラブリー、メッセンジャー、U字工事、夕凪ロマネコンティ、吉田たち、我が家 ■「THE M

    minougun
    minougun 2012/08/25
  • キングオブコント2012・準決勝進出組まとめ

    ■8月16日(東京) アルコ&ピース、犬の心、ウエストランド、エレキコミック、がっつきたいか、カナリア、巨匠、しずる、ジプシーダンス、ジャルジャル、スパローズ、ツィンテル、ななめ45°、ニッチェ (阿佐ヶ谷姉妹、イシバシハザマ、イワイガワ、ガリットチュウ、キャン×キャン、ケチン・ダ・コチン、コンマニセンチ、ザ・ギース、少年少女、スパイク、ソラシド、チョコレートプラネット、ツィンテル、天津、ハイキングウォーキング、パップコーン、パラシュート部隊、Bコース、響、フラミンゴ、野性爆弾、や団) ■8月17日(東京) Yes-man、うしろシティ、かもめんたる、からあげディスコ、ザ・ゴールデンゴールデン、ジグザグジギー、しゃもじ、ジャングルポケット、ジューシーズ、スリムクラブ、ダブルブッキング、バイきんぐ、パンサー、ピテカントロプス、ラブレターズ、夜ふかしの会、ラバーガール (梅小鉢、火災報知器、勝

    minougun
    minougun 2012/08/20
  • 1