――今回はベスト盤のリリースを機に、これまでのアルバムすべてを自己採点してもらうという企画です。まず2004年のファーストアルバム『Franz Ferdinand』は? 「100点! 自分が作ったアルバムは、すべて100点に決まってるよ(笑)。どのアルバムも良いものを作ろうと努力した結果だから。いや待って。やっぱり95点だな(笑)。その5点が、その次、もしくは未来により良い何かを実現させる余白を作るからね(笑)。 当時の僕にとってはパーフェクトな作品だったけど、今の自分ならもっとベターな作品を作るような気がする。真面目な話、活動を続けるモチベーションをアーティストに与えてくれるのは、〈まだ自分にとってのマスターピースを作れていない〉という気持ちさ。だから95点なんだよ」 ――2003年のデビューシングル“Darts Of Pleasure”はインディーシーンのアンセムになり、バンドを取り巻