「サブスクじゃ音楽が俺の体には入らない」 カーネーション・直枝政広、創ることの原点にある聴くという行為を語る カーネーションの直枝政広が“ヴァイナル・ジャンキー”なのはファンの間で有名だが、このコロナ禍においてもオリジナル盤のレコードを通販などで手に入れていたという。しかも、単なるコレクションのためではなく“自分を上げる”ため。だから、買ったレコードは必ずターンテーブルに乗せる。ガンガン聴く。本当に好きなレコードを、お気に入りの良い音のオーディオで鳴らして自分を高めていく。それが音楽の楽しみ方。そして、そんな“上がった”状態からしか自分の創作がスタートしないことも直枝はわかっている。だから、コロナ禍でもガンガン聴いた。もちろん、そこに至るまでの不安はヤマほどあった。もう元に戻らないかもしれない。そんな絶望にも近い思いと葛藤しながら、それでも好きなレコードをターンテーブルに乗せると気持ちは自