「サイケデリック」という言葉を辞書で引くと、最初に出てくる定義はたいてい「心の拡張」だろう。それはまさに、サイケデリック・アルバムの優れた作品に共通する要素である。そうしたアルバムのほとんどは1966~1968年のサイケデリック黄金時代に作られたものだが、その後に作られたものも決して少なくはない。 この種のアルバムは、サイケデリック・ブームの震源地であるサンフランシスコやロサンゼルスで作られたものもあれば、テキサス、UK、ブラジルといった遠く離れた地域で作られたものもある。中には明らかにLSDの影響を受けている作品もあるが、幻覚剤をまったく使ったことのないアーティストが作ったものも少なくとも1枚はある(たとえばプリンスのアルバム)。 サイケデリック・ミュージックというジャンルの典型的な形式に当てはまるものもあるし、単に精神的な面でサイケデリック・シーンに繋がりがあるというだけの作品もある。
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