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厚生労働省の調査によれば、視覚障害者は全国約40万人(2005年の調査だからやや古いけど)。盲導犬やガイドヘルパーの助けを借りることはできても、日常のささいなこと、たとえば牛乳の賞味期限がいつまでかをいちいちヘルパーに尋ねるのは申し訳ない。 iPhoneを使って視覚障害者の手助けをしようというのが、米国のNPOが開発したボランティアアプリ「Be My Eyes」だ。手助けをしたいと思った人=ヘルパーがアプリでアカウントを作成すると、困っている人がいることを知らせる通知が来る。 アプリを開くと、たとえば牛乳パックを写している人が「賞味期限はいつまでなのか誰か教えてほしいんです」と言っている。あるいは駅で迷ってしまった人がiPhoneで周囲の様子を撮影して「どっちに行けばいいんでしょう?」と言っている。 困っている人とヘルパーがビデオチャットでつながり、「賞味期限はいつまでですよ」「改札はこっ
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