安倍政権の教育改革の枠組み 安倍晋三政権の教育改革の司令塔となる「教育再生実行会議」が発足しました。1月24日の初会合で安倍首相は「教育再生は経済再生と並ぶ最重要課題」と強調。「安倍」とエデュケーション(教育)を組み合わせて“アベデュケーション”とも呼ばれる改革の行方が注目されます。 Q 会議のメンバーはどんな人たちですか。 A 現職知事、企業のトップ、学識経験者ら15人の有識者メンバーのほか政府関係者で構成され、「新しい歴史教科書をつくる会」の会長を務めた八木秀次高崎経済大教授や、作家の曽野綾子さんら、安倍首相に近い保守系の有識者の姿も目立ちます。座長は早稲田大の鎌田薫総長です。 Q 何を話し合うのですか。 A 初会合では、いじめや体罰の問題を取り上げました。いじめ問題は2月の第2回会合で提言が固まり、議員立法で今国会への提出準備が進む「いじめ防止対策基本法案(仮称)」にも反映される見通