シャッタースピード シャッタースピードを変えることでも、写真はいろいろと面白く変化する。シャッタースピードを速くすれば被写体をピタリと止めた写真が撮れるし、遅くすることで躍動感を与えることもできる。 被写体にもよるが、ピタリと止めたいのであれば1/500秒以上、動きをとらえたいなら1/125秒以下がひとつの目安になる。ただ、このシャッタースピードの値は被写体の動きによるところが大きいので、なかなかイメージ通りに撮るのは難しい。そんな時に役立つのがこのブラケット機能だ。 写真は勢いよく水が流れる街中のオブジェを写したもの。シャッタースピードが1/2だと、水の流れが絹糸のようで美しい。1/15秒になると、水しぶきがあがってなんともダイナミックに。1/60秒では、もはやこれは大嵐かといった情景で、中央に落ちている葉っぱが遭難しかけている舟にも見えてなんとも言い難い一枚になった。