新型コロナウイルスの世界的蔓延による社会経済活動の制限により、自動車・船舶・航空機などの交通利用が大幅に減少したり、工場の稼働が制限されたりする状況が世界的に起こったため、大気汚染物質や温室効果ガスの排出が減少したことがわかっています。このことから考えられることを「新型コロナウイルスと大気汚染と気候変動」という記事にて解説しました。しかし、今回の世界的な行動制限による温室効果ガスの排出量削減は、想像したよりも少なく、新型コロナウイルス蔓延の影響によるCO2削減は最大7%だけであることもわかってきました。この記事は、それらの続編です。 中国の大気汚染はすでにリバウンドアメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の人工衛星に搭載されている測器を用いた観測によると、中国での大気中の二酸化窒素(NO2)の濃度は、5月下旬の段階で、すでに例年のレベルに戻ったということです。 Nitroge
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