内田篤人がドイツからJリーグの舞台へ帰ってきて、3年目のシーズンとなる2020年。「無冠からのリスタート」を胸に新体制で挑む鹿島アントラーズだが、新型コロナウイルスの影響で公式戦が延期となり、先行きが不安な状態に置かれている。内田は、現状の日本サッカーが置かれている状況についてどう捉えているのか。また、これまでケガの苦難を乗り越えてきた経験から、練習ができない時の過ごし方について語ってもらった。 (インタビュー=岩本義弘[REAL SPORTS編集長]、構成=REAL SPORTS編集部、撮影=大竹大也) ――今、世界はコロナウイルスという、これまでにない未曽有の脅威にさらされています。サッカーにおいても、3.11の東日本大震災の時と違って今回は、まったく見通しが立たない状況です。 内田:僕、思うんですけど、半年シーズン期間を遅らせて、ヨーロッパと一緒にしちゃえばいいんじゃないかと。 ――
日本公開から半年を経て、「天気の子」が北米で公開になった。英語吹き替え版と、日本語に英語字幕付き版の2バージョンの公開で、1,000スクリーン程度と、まずまずの規模だ。批評家の評価は概ね良好で、rottentomatoes.comによると、94%が褒めている。「L.A. Times」も、17日(金)の新聞で、紙面の半分以上を割いてこの映画を紹介。見出しには、「若さの危険と希望:リアリティを見失うことなく、野心的な少年とマジカルな少女を巧みに描く」とある。 この批評記事を書いたチャールズ・ソロモンによると、今作は、「新海誠がアニメ界における新世代のリーダーのひとりであることを確認する」ものだ。「君の名は。」と今作は、どちらも「ごくありきたりに見える若い人の恋を、現実的かつマジカルなジャーニーへと導き、さらに、社会的な問題にも触れる」。”問題”のひとつはもちろん地球温暖化だが、帆高と陽菜の姿か
やれやれ、またか、である。グレタ・トゥーンベリさんについて謎の上から目線で、つまらない論評をする大人達。今度は、ホリエモンこと堀江貴文氏が加わったようだ。「私達の未来を奪うな」と温暖化防止を訴え、学校をストライキしたスウェーデンの少女は、今や世界で最も注目されている若者であろう。今年9月の国連気候行動サミットでのグレタさんの鬼気迫る演説は、日本でも大きな話題を呼んだ。 米誌「タイム」が、その年で最も活躍した人物とする「今年の人」に選ぶなど、超有名人であるグレタさんに便乗した炎上商法なのかどうかは知らないが、堀江氏は週刊プレイボーイ誌での元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏との対談で、「飛行機が地球温暖化ガスを増やすとかいう話をするのは、人間が人間であることを否定することになると思う」とグレタさんに苦言を呈している。さも自身が賢いかのように振る舞っている堀江氏だが、実際には、グレタさんの方が
報酬アップもロドリゲスはNO 問題児ルイス・ネリ(メキシコ)がまた話題を提供した。前WBCバンタム級王者で現在1位のネリは今日23日(日本時間24日)ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する予定だった。しかし昨日22日の計量でバンタム級リミット118ポンド(53.52キロ)を超過する119ポンド(53.98キロ)を計測。2時間の猶予時間が与えられ、1ポンド(453グラム)落とすことは可能に思えたが、ネリは再計量を拒否。118ポンドで合格したロドリゲスに対して陣営はファイトマネーを上乗せすることを条件に対戦交渉に入った。 しかし前回5月の井上尚弥(大橋)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝で2回TKO負けしたロドリゲスと陣営は対戦を拒絶。日本のファンにも興味津々だったWBCバンタム級挑戦者決定戦は残念
7日に行われたWBSS決勝戦。井上尚弥(26=大橋)が世界5階級王者のノニト・ドネア(36=フィリピン)を3-0の判定で下し、トーナメント優勝を果たした。 試合後のヒーローインタビューで、井上はある王者の名前を出した。WBC王者のノルディ・ウーバーリだ。 ウーバーリについて井上が優勝したワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)は、階級最強の選手を決めるトーナメントだ。 ボクシングでは4つの主要団体(WBA・WBC・WBO・IBF)が存在し、それぞれが認めた世界チャンピオンを認定する権利を有している。 つまり、同じ階級に4人の世界チャンピオンが存在する。 だが、どの王者が一番強いかは明らかではない。 今回のトーナメントでは、同じ階級の王者と上位ランカーだけが参加できる。 しかし、それに参戦しなかった王者がいる。WBC王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)だ。 ウーバーリは、今年の
11月7日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝戦の夜。バンタム級の歴史に残る井上尚弥(大橋)との激闘が終わり、約2時間半後ーーー。 ノニト・ドネアとスタッフの乗った車が九段下のホテルグランドパレスに辿り着き、“王者”から“前王者”になったフィリピンの英雄がロビーに入ってきた。トレーニングウェアを着て、頭に白いタオルをかけたドネア。まずはそこで待っていた支持者たちに丁寧にお礼を述べた。 「皆さん、どうもありがとうございました。勝ってここに戻って来たかったので、とても残念です」 激しく、崇高で、見ている方が逆にお礼を言いたくなるほどの素晴らしい戦いだった。“モンスター”と呼ばれる若き王者とフルラウンドをわたりあい、判定負け。それでも周囲が驚嘆するほどのハートとタフネスを示したドネアは、最後までプライドを失うことはなかった。 撮影 杉浦大介 ドネアを待っている間、実は私は上機嫌な姿を想
将棋大会の片隅で それはいつもと変わらない、将棋大会の光景のように見えた。 8月31日。筆者は令和最強戦という、アマチュアトップクラスの強豪が集う将棋大会の観戦に訪れた。 筆者にとっては、知らない顔の若者が増えつつあった。とはいえ、人は変われど、やっていることは変わらない。人の雰囲気も、さほど変わらない。それは何十年と変わらない、将棋大会の光景のようにも見えた。 「どうしたの? あっ、『時の人』を見に来たんだな」 久々にアマ大会に顔を出した筆者を見て、大学将棋部の先輩から声をかけられた。 そうなんです。まさに、「時の人」に会いに来たのだった。 筆者は「アゲアゲさん」こと、折田翔吾にインタビューを申し込んでいた。 折田はいま、将棋界という枠を超えて、時の人になりつつある。 8月30日、折田はプロ公式戦で勝ち星をあげ、10勝2敗の成績を収めて、プロ編入試験の条件をクリアした。 遠い昔の1944
プロボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26、大橋)がWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)の決勝(11月7日・さいたまスーパーアリーナ―)で対戦する5階級世界王者でWBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36、フィリピン)戦に向けて本格的なスパーリングをスタートさせている。その井上尚弥へ熱いエールを送るのが、バンタム級のカリスマ、元WBC世界同級王者の辰吉丈一郎(49)だ。平成の時代を作った男は、井上尚弥の強さをどう見ているのか。 井上尚弥と辰吉という時代を超えた2人のバンタム級の怪物は、実は、不思議な縁で結ばれている。辰吉が可愛がり、次男のプロボクサー、寿以輝(23)の親友でもある中澤奨(26)が、現在、大橋ジムに所属しており、その中澤と井上尚弥がアマチュア時代の先輩後輩という“友達の輪”。井上尚弥も父でトレーナーの真吾さんも「天才」と辰吉をリスペク
レアルマドリード合宿で久保建英の評価が急上昇。支えているのが語学力だ(写真:Agencia EFE/アフロ) 世界一のビッグクラブ、レアル・マドリードの一員になった日本代表MF久保建英(18)に対する評価が、ピッチの内外で急上昇している。 新シーズンはBチームのレアル・マドリード・カスティージャに登録される予定の久保は現在、カナダ・モントリオールで行われているトップチームのサマーキャンプに参加している。 トップチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督(47)の意向と言われるなかで、豪華絢爛なビッグネームたちに交じって臆することなくプレー。クラブ公式ツイッター日本語版(@realmadridjapan)で公開された、ミニゲームで決めた2つのファインゴールの動画が大きな反響を呼んでいる。 スペインで2番目に発行部数が多いスポーツ紙『アス』も、14日付けの1面で「KUBO MANIA」の大見出しと
プロボクシングのスターといえば井上尚弥だ。25歳の若さで3階級制覇を達成し、現在はバンタム級の世界王者たちが真の世界一を争うトーナメント戦、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)で快進撃を続け、ボクシングに興味のない一般層にもその存在が知られるようになってきた。一方で、いまや1試合のファイトマネーが1億円に届こうか、というところまできた井上とは対照的に、あまり日の当たらない世界チャンピオンがいることは知られていない 。どうしてこのような格差が出るのか。今回は「ボクシングとテレビ」という観点から昨今の世界チャンピオン事情を解き明かしてみたい。 日本ボクシング史上最高傑作と評判の井上尚弥(写真:ロイター/アフロ)現在、男子の日本人世界チャンピオン は暫定王者を含めて7人。軽いクラスから名前を挙げてみよう(7月11日現在)。 ライト・フライ級(WBC) 拳四朗 ライト・フライ級(W
7月のアメリカボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」で、最新のパウンド・フォー・パウンドランキング(PFP)が発表され、WBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋ジム)が、2位に昇格した。 3階級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を抜いて、ランクアップとなった。 PFP(最強)ランキングPFPランキングとは、ボクシングの全階級の中で、最も強い選手をランキング形式で表したものだ。 過去には、モハメド・アリやマイク・タイソン、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーなど、 ボクシング界のレジェンドがトップに君臨している。 今回発表されたランキングTOP5は、以下の選手だ。 1位 テレンス・クロフォード(アメリカ) 2位 井上尚弥(日本) 3位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ) 4位 サウル・アルバレス(メキシコ) 5位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ) 井
WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦を戦うモートン(左)は髪の毛を100グラム分切って計量クリア。吉田(右)は「世界王者にならなければならないたくさんの理由がある」と気合十分 プロボクシングの男女トリプル世界タイトル戦(19日・千葉幕張メッセ)の前日計量が18日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われ井岡一翔(30、Reason大貴)が日本人初の4階級制覇に挑戦するWBO世界スーパーフライ級王座決定戦、WBA世界ライトフライ級スーパー王者、京口紘人(25、ワタナベ)の初防衛戦、WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦に出場する6選手が揃って計量をパスした。面白かったのは女子の世界戦だ。美人シングルマザーボクサーの東洋太平洋バンタム級王者、吉田実代(31、EBISEU K's BOX)と世界王座を争うWBOアジア・パシフィック女子フライ級王者のケーシー・モートン(35、アメリカ)が計量を
将棋の棋士の席次(序列)は、最上位のタイトルホルダーから四段の新人まで、ルールに従って決められています。この席次がどのように決まるかについては、やや複雑で難解なので、クイズ形式にしてみたいと思います。 次にあげる2人の棋士のうち、席次上位なのはどちらでしょう(かっこ内は年齢)。 (問1)佐々木勇気七段(24)-藤井聡太七段(16) (問2)羽生善治九段(48)-永瀬拓矢叡王(26) (問3)永瀬拓矢叡王(26)-斎藤慎太郎王座(26) (問4)渡辺明棋王・王将(35)-広瀬章人竜王(32) (問5)谷川浩司九段(57)-羽生善治九段(48) (問6)佐藤康光九段(49)-森内俊之九段(48) (問7)広瀬章人竜王(32)-豊島将之名人・王位・棋聖(29) 順に考えていきましょう。 同じ段位では席次は昇段順(問1)佐々木勇気七段(24)-藤井聡太七段(16) 佐々木勇気七段は2010年10月
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く