ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (51)

  • アザラシが助けてくれた、水中写真家の危機一髪

    タテゴトアザラシは氷の上で生まれる。子どもが生きるためには安定した氷が必要だが、セントローレンス湾の海氷量は年々、予測が困難になっている(PHOTOGRAPH BY JENNIFER HAYES) 海氷の上を歩いていると、下に海が広がっていることを忘れてしまう。ありえないほど青い空、まぶしい陽の光をはね返す新雪の毛布、チェロのようにうなる風、見渡すかぎりの白。この凍てついた世界には余計なものが一つもない。 ようこそ、タテゴトアザラシの繁殖地へ。ここはカナダ、ケベック州のセントローレンス湾内に浮かぶマドレーヌ諸島(マグダレン諸島)の沖だ。大西洋の北西部に2カ所あるタテゴトアザラシの繁殖地の1つであり、ナショナル ジオグラフィックが選ぶ「2020年に旅したい場所」の1つでもある。(参考記事:「ギャラリー:2020年に行きたい世界の旅先25」) タテゴトアザラシのおとなは北極地方からやって来て、

    アザラシが助けてくれた、水中写真家の危機一髪
  • ギャラリー:知ってほしい、こんなに豊かな淡水の生き物たち 写真16点

    繫殖の際、輝くような色に変わるコイ科のテネシーデイス。近絶滅種に指定されており、局地的に個体群がすっかり消えているところもある。(PHOTOGRAPH BY DAVID HERASIMTSCHUK, FRESHWATER ILLUSTRATED) プエルトリコのエル・ユンケ国立公園に生息するボラ科のマウンテンマレット。現地ではダハオと呼ばれる。活発な魚で小さな滝を跳び越えることもある。(PHOTOGRAPH BY DAVID HERASIMTSCHUK, FRESHWATER ILLUSTRATED) コイ科のリバーチャブ(中央)のオスは、石を口に入れて運び、数日かけて巣をつくる。この巣を繁殖地として利用するのが、シャイナーミノーと呼ばれるウグイの仲間だ。シャイナーミノーは産卵の準備ができると体色が明るいオレンジ色に変わり、交尾の相手にアピールする。1時間ほど経つと、銀色がかった茶色の体色

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  • 眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ガの一種(Gorgone macarea)がクロアゴアリドリの首にとまり、長い口吻で鳥の涙を飲もうとしている。ブラジルで生物学者が発見し、撮影した。(PHOTOGRAPH BY LEANDRO MORAES) ブラジル、アマゾンのジャングルで、眠っている鳥の涙を飲む「ガ」が見つかった。同国では初めての報告で、世界的に見ても、これが3例目だ。 ガやほかの動物の涙を飲む姿は、これまでにもたびたび目撃されてきた。これは、必須栄養素である塩分を得るためだと考えられている。塩分は植物の蜜には含まれておらず、他の場所では見つけるのが難しいからだ。(参考記事:「ワニの涙をすするチョウとハチ」) 鳥の涙も、同じ理由で狙われたのかもしれない。しかし、今回目撃された地域では、近くの川が毎年はんらんし、多くの塩分が土壌から水に溶け出している。つまり、塩分は簡単に手に入る。このため、9月17日付けで学術誌「エコロ

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  • ペットのイヌがクマに変身? ウソのような話の真実

    【動画】飼っていた「イヌ」が大きくなりつづけ、実はクマだったことがわかって驚いた、と飼い主の家族は語っている。(解説は英語です) 中国のある家族のニュースが話題にのぼっている。チベタン・マスティフだと思って飼っていたイヌが、実はツキノワグマだったというのだ。この家族は、箱でくだものを与えたり、バケツで麺を与えたりして、2年間クマを育てていた。地元のメディアに対し、飼い主の家族は「なぜ成長し続けるかわからず、クマだと知ったときは驚いた」と話している。 このニュースの真偽はさておき、野生動物とイヌやネコを取り違えて育てたという例は、ほかにも報告されている。最近でも2018年4月に、雲南省の男性が野良ネコと勘違いして、野生のベンガルヤマネコを連れ帰っている。また5月には、中国の女性が日スピッツだと思って1年近くキツネを育てていたと分かり、動物園に引き渡すことが起きている。(参考記事:「ヘビのい

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  • 新種のクマムシを山形県で発見、慶応大

    で発見された新種のクマムシ「ショウナイチョウメイムシ(Macrobiotus shonaicus)」(PHOTOGRAPH COURTESY DANIEL STEC, KAZUHARU ARAKAWA, AND ŁUKASZ MICHALCZYK) クマムシは小さくてしぶとく、太陽が死んだ後も生き残るかもしれないとさえ言われる生物だ。このほど、彼らの世界が少しだけ広がった。 発見者である慶応義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の荒川和晴准教授がこのクマムシを見つけた場所は、住まいのある山形県鶴岡市のアパートの駐車場だった。コンクリートに生えていたコケを採取し、研究室に持ち帰って調べたところ、クマムシを発見したのだ。荒川准教授とポーランド人の同僚は、クマムシのDNAを分析したあと、繁殖させた。新種のクマムシは「ショウナイチョウメイムシ(Macrobiotus shonaicus)」

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  • 女性の頭から生きたゴキブリを摘出、インド

    インドで、女性の頭部から生きたゴキブリが取り出されたというニュースがネットの世界を震撼させている。厳密にいうと、ゴキブリは女性の鼻の穴から入り込み、目と目の間に挟まっていた。 公開された動画には、ピンク色の皮膚の間に挟まって足をばたつかせていたゴキブリが、生きたままつまみ出される様子がとらえられている。ゴキブリは、睡眠中に女性の鼻に入り込んだという。 インドの町チェンナイにあるスタンリー医科大学病院のM・N・シャンカル氏は、ナショナル ジオグラフィックへのメールで、動画を撮影したのは自分であると証言した。動画を見る限り、女性に降りかかった不運は物のようだ。 【動画】つぶしてもたたいても死なないゴキブリ 3mmの隙間をすり抜け、1秒間に体長の50倍の距離を走り抜け、体重の900倍の重さに耐える。(解説は英語です) まるで悪夢のような話だが、一体どんな虫が人間の体内に入り込むのだろうか。いや

    女性の頭から生きたゴキブリを摘出、インド
  • カエルの胃腸を「屁」で攻撃、嘔吐させる虫を発見

    お尻から熱い化学物質を噴射して、カエルに吐き出させるミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis) 動画の説明:ミイデラゴミムシは、カエルに簡単にべられてしまうが、のみ込まれた後も巧妙な防御機能を働かせ、自分を吐き出させる。危険にさらされると、熱い化学物質を驚くべき力で噴射する。カエルにべられた甲虫の43パーセントが吐き出されて生き延びたという研究が発表された。 オサムシ科ホソクビゴミムシ亜科の甲虫は、危険にさらされると、お尻のほうから高温で臭い化学物質を噴出する。俗に「屁っぴり虫」と呼ばれ、日のほか韓国中国に生息するミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis)もその一種だ。 だが、それだけではない。カエルなどにべられると、のみ込まれたあとにその「屁」を噴射して捕者に吐き出させるという。しかも、この昆虫は両生類の消化管の中でもしばらく生

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    miraishonen99
    miraishonen99 2018/02/10
    すげえなこいつ
  • タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死

    オーストラリアのバンバリーにあるストラサムビーチで発見されたイルカのギリガン。口からはタコの触手が出ている。(PHOTOGRAPH BY JOHN SYMONS, MARINE MAMMAL SCIENCE) 「一度にべきれる分だけ口に入れなさい」とイルカのギリガンに教えてくれる人はいなかったようだ。 タコを飲み込んで窒息死したオスのミナミハンドウイルカが初めて確認され、解剖結果が学術誌「Marine Mammal Science」に掲載されている。(参考記事:「動物大図鑑 ハンドウイルカ」) このイルカは「非常にいしん坊で、タコをまるごと飲み込んでやる、と思っていたようです」。オーストラリア、パースにあるマードック大学の病理学者ナヒード・スティーブンス氏はそう話す。 パースから2時間ほど南下したバンバリーの海岸で発見されたオスのイルカが、解剖のためにスティーブンス氏の研究室に運び込ま

    タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死
  • 【動画】なぜ逃げられる? 蚊が飛ぶ瞬間の謎を解明

    伝染病を媒介し、世界で最も危険な生物とされる蚊。どこに住もうとも、その戦いから逃れるのは難しい。(参考記事:「蚊と人間の終わりなき戦い」) 叩き潰してやろうと手を振り下ろした瞬間、ブーンと逃げ去ってしまう“空飛ぶ針”。いつだって、すんでのところで取り逃がす。人間の血液をたっぷりと詰め込んだ重い体で、どうやったら気づかれることなく飛び立てるのだろうか。有効な対策はないものか。最新の研究で、秘密の一端が明らかになった。 蚊の中には、クリップほどの大きさで体重はわずか2ミリグラムという種がいる。腹いっぱいに血液を吸ったとしても、その重みを感じることはほとんどない。一方、同じように極小のミバエなどの昆虫は、肌にたかられればすぐに気づくことだろう。(参考記事:「【解説】ジカ熱に未知の経路で感染、米国」) 米国カリフォルニア大学バークレー校とオランダのワーヘニンゲン大学の科学者による共同チームは、超ス

    【動画】なぜ逃げられる? 蚊が飛ぶ瞬間の謎を解明
  • 自らの猛毒耐えるカエルの謎を解明、応用に期待も

    スリナム共和国のコバルトヤドクガエル(Dendrobates tinctorius azureus)。(PHOTOGRAPH BY REINHARD DIRSCHERL, ULLSTEIN BILD, GETTY IMAGES) 南米の森林の奥深くには、捕者から身を守るためにモルヒネの毒性の200倍も強力な毒を蓄えるヤドクガエルが棲んでいる。カエル1匹が蓄えている量でバッファローを1頭殺せるほど強力な毒であるにもかかわらず、彼ら自身にはたいして影響を及ぼさない。なぜだろう?(参考記事:「致死量の8000倍の毒に耐える魚、進化の秘密を解明」) 最新の研究により、ヤドクガエルの神経系は、進化の過程で神経毒への耐性を獲得したことが科学誌「サイエンス」に発表された。この毒は人間に対して、強力でありながら依存性のない鎮痛効果があることが知られており、将来的には鎮痛剤開発への応用にも期待がかかる成果

    自らの猛毒耐えるカエルの謎を解明、応用に期待も
  • 【動画】衝撃の結末、ヘビ対ヤモリのバトル

    ソーネット・ナンペットさん(31歳)がタイで自分が勤めている工場のうしろの森を歩いていたとき、木にいたヘビを追撃する2匹のトッケイヤモリ(Gekko Gecko)に気がついた。 彼はその3匹に近づいて、携帯電話で撮影すると、ヘビのお腹のあたりがヤモリの形に膨らんでいた。 ナンペットさんが地元のメディアに語ったところでは、彼と友人はそのバトルにしばらく釘付けになったという。ヤモリはヘビに追い討ちをかけ続けた。1匹は木の枝から近付き、もう1匹はコンクリートの柱の上のほうから忍び寄った。窮地に追い込まれたように見えたヘビが逃げたため、ナンペットさんはそのバトルを刺激しようと棒でヘビを突っついた。 すると、あっという間にヘビは鮮やかな赤い色をした3匹目のヤモリを吐き戻した。(参考記事:「【動画】タコとカニの水中バトルが衝撃の結末に」) 米フロリダ自然史博物館、爬虫両生類部門の学芸員であるマックス・

    【動画】衝撃の結末、ヘビ対ヤモリのバトル
  • 【動画】衝撃、ヘビの口から大きなウシ科動物

    せっかくの昼を吐き出してしまったニシキヘビ。(閲覧注意:刺激の強い内容を含んでいます。音声は英語です) 巨大なニシキヘビが、丸のみしたウシ科の動物アンテロープを吐き出すという衝撃的な動画を紹介しよう(ただし、胃腸の弱い方にはおすすめしない)。 英国のニュース配信社ケイターズ・ニュースによると、この動画は8月22日、インド北部のゴーラクプルで撮影された。動画には、大勢の見物人の姿や音声が入っており、棒でアンテロープを突いている人もいる。 見物人たちがヘビにストレスを与えたようだと、爬虫両生類学者で米フロリダ自然史博物館のコレクションマネジャー、ケネス・クリスコ氏は言う。「アンテロープが無駄になるのが残念です。もうあのまま腐って、ハエの餌になってしまうだけですから」(参考記事:「【動画】猛毒ヘビのもつれあう奇妙な格闘を撮影」) たとえ見物人がいなくなったとしても、このヘビが戻って来てまたこの

    【動画】衝撃、ヘビの口から大きなウシ科動物
  • フォトギャラリー:ゴージャスな羽を誇る美鳥14選

    自然界にはさまざまな傑作がある。鳥の美しい羽もそのひとつだ。古来、権力者が鳥の羽を権威の象徴としてきたのは、そのゴージャスさゆえだろう。ハトやニワトリなどの家禽から、熱帯雨林に暮らす珍しい極楽鳥まで、世にも美しき羽を持つ世界の鳥の写真を集めてみた。 高貴な血筋

    フォトギャラリー:ゴージャスな羽を誇る美鳥14選
  • 釣り上げた魚の口の中にモグラが! なぜ?

    米ミズーリ州で釣りをしていた人がリールを巻いて魚を釣り上げると、口の中にモグラがいた。驚いた釣り人は危うく魚を落としかけたという。(PHOTOGRAPH BY MONROE MACKINNEY, CATERS) 米ミズーリ州で釣りをしていた人が、池から魚を釣り上げた。大物がかかったようだが、どのくらいの大きさかはわからなかった。 モンロー・マッキニー氏が釣りをしていたのは、両親が所有するサッカーグラウンド8つほどの広さの池だ。そして、リールを巻いてブラックバス(オオクチバス)を引き上げたときに驚いた。 なんと、魚の口の中から、トウブモグラが這い出そうとしていた。ミズーリ州でよく見られるモグラだ。いや、よく見るとモグラは死んでいることがわかった。マッキニー氏がその写真をインスタグラムに投稿したところ、あっという間に話題となった。(参考記事:「【動画】鼻で驚きの12連打!奇妙なホシバナモグラ」

    釣り上げた魚の口の中にモグラが! なぜ?
  • ヘビ対ワニ、どのように飲み込むのか

    オーストラリアワニを締め付けるオリーブニシキヘビ。オーストラリア、クイーンズランド州から携帯電話で撮影。(PHOTOGRAPH BY TIFFANY CORLIS, ABC NORTHWEST VIA EPA) オーストラリア、クイーンズランド州北部で体長約3メートルのオリーブニシキヘビがオーストラリアワニに勝利した。幸運にもこの壮絶な戦いを目撃した人が経過を写真に収めていた。 ニシキヘビとワニの関係についてアメリカ、サウスダコタ州ラピッドシティにあるレプタイル・ガーデンズ(Reptile Gardens)の爬虫類責任者テリー・フィリップ(Terry Phillip)氏に話を聞いた。 ◆これらの写真を見る限り、2匹の恐ろしい動物が戦いを繰り広げた末、勝利したヘビが事の内容を後悔しているようですね。これはめったにない瞬間をたまたま撮影できただけなのでしょうか。それとも、野生ではよくある光景

    ヘビ対ワニ、どのように飲み込むのか
  • スクープ写真 交尾後にオスを絞め殺すアナコンダ

    交尾後にオスに巻き付いて絞め殺すメスのオオアナコンダ。(Photograph by Luciano Candisani) ブラジルの沼地で特大のヘビを追っていた写真家のルシアーノ・カンディザーニ氏は、期待していた以上の成果を収めた。メスのオオアナコンダがつがったオスに巻き付いて絞め殺すところを、知られている限り世界で初めて撮影したのだ。 この極太のメスをよく知っていた現地ガイドは、カンディザーニ氏をフォルモソ川へ案内した。そうして目的のヘビを見つけたとき、このメスは体を半分水から出して、川底にいる小さなオスと絡み合っているところだった。おそらく交尾後の抱擁だろうとカンディザーニ氏は思った。このつがいを数時間観察し、1メートルほどの距離から数枚の水中写真を撮影した。(参考記事:「カバをべるカバ――共いする動物たち」) 「最初は何が起こっているのか、よくわかっていませんでした」とカンディザ

    スクープ写真 交尾後にオスを絞め殺すアナコンダ
  • 世界初の動画、巨大ヘビがハイエナをのみ込んだ!

    ケニアのマサイマラ国立保護区でジョス・バッカー氏が撮影した。(解説は英語です)(Video by Jos Bakker) 最後に笑ったのはヘビだった。ケニア南西部のぬかるんだ道端で、体長約4メートルのアフリカニシキヘビが体重約70キロのハイエナを丸のみする姿がカメラに収められた。 この貴重な映像を撮影したのは、マサイマラ国立保護区を休暇で訪れていたオランダのウェブデザイナー、ジョス・バッカー氏。バッカー氏とツアーガイドはすぐに、米国ミシガン州立大学の動物学者ケイ・ホールカンプ氏が調査の拠点を置くフィシ・キャンプの研究者たちに報告した。ホールカンプ氏は1980年代から、マサイマラでブチハイエナの群れを研究している。(参考記事:「ハイエナは邪悪? 5つの都市伝説を検証する」) 3月1日夕方、フィシ・キャンプの研究助手マイク・コワルスキー氏とオリビア・スパーニューオロ氏が現場に赴いた。ハイエナほ

    世界初の動画、巨大ヘビがハイエナをのみ込んだ!
  • 食らいつく瞬間、弱肉強食のフォトギャラリー

    コシジロハゲワシを威嚇し、餌を奪い取ろうとするキンイロジャッカル。セレンゲティ国立公園。ジャッカルは日和見主義の雑動物で、小さな獲物を捕まえたり、死肉をべたりするほか、果物まで口にする。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES) アフリカの象徴であるライオン、ヒョウ、ハイエナ、リカオンなどの捕動物は、ずる賢い、忍び足、凶暴などのイメージを持たれている。しかし、こうしたイメージには誤解も多い。 たとえば、リカオンはとても義理堅く、群れの結び付きが強い。群れ全体でリーダーの子供たちの面倒を見るほか、互いに触れ合ってコミュニケーションを取ったり、病気やけがの仲間を世話したりしている。(参考記事:米動物園のリカオンが男児を襲った理由) ハゲワシは生きた動物をめったに襲わない。死肉をべることで、清掃係のような役割を担っている。もし動物の死体がそのまま放置され

    食らいつく瞬間、弱肉強食のフォトギャラリー
  • ヘビを締め殺すヘビ、驚異の「締め付け力」を測定

    ラットスネークをべるカリフォルニアキングヘビ。キングヘビが獲物を締め上げる力は、重量が同じなら世界で最も強いことが最新の研究で示された。(PHOTOGRAPH BY DAVID PENNING, MISSOURI SOUTHERN STATE UNIVERSITY) うかわれるかの世界である動物界では、捕者が狙うのはたいてい自分より小さく、餌にしやすい相手だ。ライオンがヌーを襲うなど、体の大きな相手を標的にする場合は、攻撃や防御の方法を変える。(参考記事:らいつく瞬間、弱肉強のフォトギャラリー) だが、北米原産の大きなヘビ、キングヘビ属は「その法則に従っていないようです」と米ミズーリ・サザン州立大学の生物学者、デビッド・ペニング氏は話す。 というのも、キングヘビ属は自分の体格より最大で20%も大きなヘビを殺して飲み込むことができるのだ。獲物の中には、ラットスネークなど大型のヘ

    ヘビを締め殺すヘビ、驚異の「締め付け力」を測定
  • 【動画】ニシキヘビの中から人の遺体、詳細は | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    動画は明瞭でなく、わかりにくい。たくさんの人々が見守る中で、男たちが巨大なヘビの腹を切り裂いてゆくと、中に何かがあることがわかる。そこにはいったい何があるのか。なぜこのヘビはこれほど注目を集めているのだろうか。 やがてその答えがわかる。成人男性が丸ごとのみこまれていたのだ。 現地の報道によると、体長7メートルほどのヘビの中から見つかった遺体は、インドネシアのスラウェシ島のサルビロ村に住む25歳のアクバル氏。近くのパーム油のプランテーションで働いていたが、3月26日に行方不明になっていたという。 このヘビはアミメニシキヘビだったと報じられている。世界最大級のヘビで、成長すると体長6メートル以上、体重50キログラム以上になる。(参考記事:「アミメニシキヘビの単為生殖を初確認」) ビルマニシキヘビなどと同じく、アミメニシキヘビも獲物を殺してからのみこむ。そのため、アクバル氏も生きたままのみこまれ

    【動画】ニシキヘビの中から人の遺体、詳細は | ナショナルジオグラフィック日本版サイト