タグ

ブックマーク / www.tokyo-zoo.net (2)

  • 女王亡き後の群れのゆくえ

    2021年5月下旬、現在展示している群れのハキリアリの女王が死亡しました。昆虫園におけるハキリアリの飼育は20年近く続いていますが、過去飼育していた群れの女王はおおむね5年以内で死亡しています。この群れは2014年に来園したので(お知らせ)、女王は少なくとも6年半以上は生きたことになります。昆虫園としてはもっとも長く生きた女王(※末尾「関連記事」参照)ですが、まだ群れに勢いがあり女王も若かったころを知るものとしては、やはり死亡してしまうのはさびしいものです。 女王がいなくなり、群れもいっしょに消滅してしまったのかというとまったくそんなことはなく、多数の働きアリたちが、現在も展示ケースの中で菌園とともに生き続けています。新たな若い群れもバックヤードで待機していますが、もうしばらくはこの群れの展示を継続していく予定です。 さて、なぜ群れがまだ続いているのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが

    女王亡き後の群れのゆくえ
  • 続々・新たな視点で見てみると[13]──前肢は突然に:ニホンアカガエルの変態

    井の頭自然文化園水生物館では現在、7種類のカエルを飼育しています。2018年は2月27日にニホンアカガエルが裏の水槽で産卵をして、3月7日からオタマジャクシの孵化が始まりました。ゆでたホウレンソウなどをべてオタマジャクシは成長し、5月5日からカエルに変態をして上陸を始めました。 『お玉杓子は蛙の子』の歌詞「やがて手が出る足が出る♪」を覚えている方も多いと思いますが、成長したオタマジャクシには先に足(後肢)が生えてきます。その後肢が立派に育ってから手(前肢)が出てくるのですが、前肢は割としっかりしたものが突然出てきます。 これは、前肢が生えてくる前に皮膚の下で十分育っているからなのですが、成長した前肢が皮膚を突き破って出てくるという瞬間を見たくて、後肢が立派に育ったオタマジャクシをガラスの水槽に入れ、下側から撮影してみました。

    続々・新たな視点で見てみると[13]──前肢は突然に:ニホンアカガエルの変態
  • 1