理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」が、20日発表された計算速度の世界ランキングで1位になった。速度は毎秒8162兆回で、2位につけた中国国防科学技術大の「天河1A」の3倍超。日本のスパコンが世界一となったのは、2004年の「地球シミュレータ」以来7年ぶり。 世界一を目指した「京」のプロジェクトは、一昨年にあった事業仕分けで、蓮舫氏から「2位じゃダメなんですか」と問い詰められて話題となった。 日本のスパコンはこのほか、東京工業大の「ツバメ2.0」が5位になった。3位は米国、4位は中国製スパコンだった。