中国の映画産業の規制緩和は7年の歴史しかありません。 それまでは映画産業は政府により厳格に統制されていたからです。 この関係で中国の映画産業は中国経済の成熟の度合いに比べて極めて立ち遅れていました。 規制緩和以降、中国の映画産業はこれまでの遅れを一気に取り返すべくキャッチアップしています。 下は中国のGDP成長率とボックスオフィス収入(映画館のチケット売上高)の成長率を比較したものですが、ボックスオフィス収入が強烈に成長していることがわかります。 このボックスオフィス収入の成長は複数の要因が重なってもたらされています。先ず上映スクリーン数が年率+12.3%で成長していることに加え、映画制作数も+8.9%で成長しています。さらに消費者のエンターテイメントへの支出も+10.3%で成長しています。 この成長にもかかわらず中国のボックスオフィス収入はまだまだ世界水準とは程遠いです。 ひとり当たりボ
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