http://d.hatena.ne.jp/toruot/20100219/p1 それはもう、モノはいいようという奴なのでは。 出てこないと出てくるけれどすっ飛ばされるは違いますし、その図の図式は無条件で受け入れられるものではありません。イリヤの属するシャカイの向こうにしかセカイがない、というのもおかしな話で、浅羽とイリヤがそれぞれを保持すべきシャカイから、出会いによってそれぞれに放逐されたことによりセカイと出会ったのだ、そのように放逐する主体としてのシャカイはだから十分な強度をもって描かれねばならないのであり、そしてそれは現に描かれた、キミとボク、シャカイ、セカイの三項が全て描かれた、これはセカイ系を超克した傑作である、などという論の張り方は果たして不可能でしょうか? もちろん十分可能です。だからセカイ系論議は馬鹿馬鹿しい、セカイ系に結局都合のいい典型はないし、そんな空疎なものであるのな