名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判第14回公判が17日、名古屋地裁で開かれた。元名大生は被告人質問で、2012年の劇物混入事件や14年に女性を殺害したとされる事件までの経緯を詳述した。要旨は次の通り。 【小学時代】 小1~2の時、文房具を万引し、母親に見つかった。なぜ怒られるのか、いまいちぴんとこなかった。3~4年ごろ、人の死をとても怖く感じた。身近な人が亡くなったわけではなく、理由は分からない。死への恐怖は小5に上がるまで続いた。 小5で担任の給食に理科の実験で使ったホウ酸を入れようとした。一緒に集めた友達が紛失し、代わりにホチキスの針約10本と消しゴムのかすを入れた。先生に気付かれたが、故意とは思わなかったようだ。 インターネットの