フライガイザー(英語: Fly Geyser)は、アメリカ合衆国のネバダ州にある間欠泉である[1][2]。州北部のブラックロック砂漠の中のフライ牧場 (Fly Ranch) に位置する[2][3][4]。 1916年、砂漠内の一部の土地を農地にするために井戸の掘削作業が行われているときに、間欠泉が偶発的に発見される[2][5][6]。このときに掘り当てられた熱水は 93 ℃の温度であり、灌漑に用いる水には適さないため、間欠泉はそのまま放っておかれ、やがて、3メートルほどの厚さをもつ炭酸カルシウムの円錐体が形づくられた[2][7]。 1964年、地熱エネルギーの開発を行う会社が試掘井の掘削作業を行った[8]。このときに掘り当てられた熱水も 93 ℃の温度であり、同社が必要とする温度ではなかったため、井戸は埋め戻された[2]。しかしながら、封印した部分が水圧に耐えかねて、水が空中に噴出した[8