乗りものニュース ›› 船 ›› 日本一周クルーズ船が「なぜか韓国に寄る」理由 寄らなきゃ違法!? 背景に”日本の海運を守る”制度 船舶輸送に「カボタージュ」という制度があります。聞きなれない言葉ですが、有事に日本を危機から守る、重要な役割を果たしています。 外国船は国内でヒト・モノを運んではダメ 「カボタージュ(Cabotage)」は一般にはあまり馴染みのない言葉です。労働運動関係の用語で、労働組合による「怠業」(わざと作業を遅くする)を意味する「サボタージュ(Sabotage)」と勘違いする人もいるでしょう。 これに対し「カボタージュ」は、国の安全を守る”防波堤”のような役目の制度で、「似て非なるもの」です。一体どんな制度なのでしょうか。 コンテナ船のイメージ(画像:GustavsMD)。 これは基本的に、国内の海運市場へ外国勢がむやみやたらに参入するのを禁止するのが目的です。 「外国
