象の神様は、とにかく誰かに会ったら『この人が欲しがっているものは何か?』を考えながら接し、欲しがっていること、求めていることをできるだけ与えるようにしなさい、と言っている。 僕が朝起きていちばん最初に接するのは家内だ。キッチンテーブルで作業をしている僕の傍らで、彼女は朝食やお弁当の支度をして、子どもたちの衣服や持ち物を揃えている。家内は何を求めているだろうか? 朝が弱い家内はまだ眠りたいはずだ。僕が代わりに家事をやってあげれば楽にはなるだろうけど、彼女はきっとそれを望んではいない。「あなたはあなたのやるべきことをがんばっているのだから」とでも言うだろう。どうやら今彼女のために僕ができることは無さそうだ。だからそっと声をかける。 「ママ、いつも朝早くからがんばってくれてありがとうね。無理しないで、何かあったら言ってよ」 家内は「うん、ありがとう」と言って微笑む。何もしてあげられなかったけれど
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