1. 批判の拙さ 『みいちゃんと山田さん』のアニメ化に対して、「性風俗のノーマライズ」と「知的・発達特性のある人へのスティグマ再生産」を理由に反対する声がある。代表的な郡司真子氏は、支援者・母親としての立場から「加害性」を指摘し、アニメ化に反対する。論理的に整理された体裁を取っているが、作品批判としては端的に拙い。 2. 飛躍した因果関係 作品が描いたキャラクター像がネット上で蔑称化し、からかわれて不登校になった事例が報告されている事実を認めるとしても、そこから「作品に間接的な加害性がある」とまで帰責し、映像化を止めるべきだと結論づけるのは飛躍だろう。ネット文化の消費様式、既存の知的障害や境界知能に対する潜在的な侮蔑、支援制度の穴、性風俗産業の構造といった諸要因を無視して、作品を直接の原因のように扱っている。間接的な被害までを作品の原因に帰すのは、飛躍だ。 3. 「自認みいちゃん」が証明し

