みなさん、こんにちは。 日本経済新聞に出ている高倉健さんの記事は実に素晴らしいので、ここにもメモしておこう。以下のものである。 1枚の写真 俳優 高倉健 3月11日。私の胸によみがえったのは、遠い少年時代につぶやいた言葉だった ((C)2012「あなたへ」製作委員会) 去年の桜を、私は重く沈んだ気持ちで見つめていました。 3月11日。あの日、いつもの理髪店を出た私は、次の約束の場所へ向けて車を走らせていました。白金台に差しかかった時です。ガクンと大きな衝撃を感じた私は「パンクか?」と思い、車を止めました。 しかしそれは、戦後の日本が蓄積してきた経済や社会のシステムがパンクした瞬間でした。 おびただしい数の尊い命が失われ、ささやかな夢や希望が砕かれ、政府や大企業への信頼が失墜してゆく惨状を目の当たりにする中で、私の胸によみがえったのは、遠い少年時代につぶやいた言葉でした。 「日本が戦争に負け