まず大前提を述べさせていただきますとですね、わたしは主演の武田梨奈ちゃんことリナッティの大ファンでしてね、元々格ゲー界隈で育っていたものですから、ええ、「闘う女性」というジャンルにもうメロメロなわけなのですよ。ミラ・ジョヴォヴィッチや『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセールに深く傾倒しているのもその証左ですし、オタク臭いと言われようがスペルマ臭いと言われようが、わたしはジャンルを問わず格闘っ娘を敬愛しているわけです。ミラやケイトはとても「娘」と形容できる年齢ではありませんが、そこは、ホラ、闘う女性三倍段という補正だということで納得いただければ幸いです。 そこに本作『ハイキック・ガール!』にて彗星の如く現れたリナッティですよ。ちょっと泣き顔っぽい、化粧乗りが良さそうなルックス、長い脚から繰り出される各種のキックに美しい型、マジ当ての蹴りやパンチに耐える役者としての根性。これらは自分の贔