儒学では信を重んじる。 信が重要、これは当たり前と言えば当たり前である。しかし当たり前すぎて、なぜ大切かと言われるとよく分からないものでもある。 なぜ信は重要なのか。信を失えばどうなるのか。 信とはなにか 論語の教え 益軒先生曰く 信を失った者はどうなるか 人にして恒なければ 天下に身の置き所がなくなる 信足らざれば… まとめ 信とはなにか 荻生徂徠先生は信を以下のように解く。 信なる者は、行ひ言に爽(たが)はず、符節を合するが若きなり。 (信とは、行動と言語があたかも割符を合わせるようにぴったりと一致することである) 「信」はにんべんに言うと書く。人の言葉に嘘があってはならない。人の言葉はすべからく真実であるべきだ。人の言葉は誠であるべきだ。 誠はごんべんに成すと書く。言ったことを言った通りに成す。言ったことに嘘がなく、真実であることを「まこと」という。だから「信」と書いて「まこと」とも