PTAは本来任意加入の団体ですが、多くのPTAでは全員自動加入が続き、なかなか保護者への加入意思の確認が行われません。なぜ確認しないのかというと、最大の理由の一つは「ずっと全員加入を前提に運営してきたから」ということでしょう。 いまのPTAの仕組みは「保護者が全員入る」という前提でできているところが多いため、任意加入を前提にしようとすると、これまでのやり方や認識では、そぐわない点が出てきてしまうからです。 たとえば、最もよく問題になるのは、卒業式の祝い品のことです。 多くの学校では、卒業式のとき、子どもたちみんなに配る記念品や祝い菓子(紅白饅頭等)、胸につけるお花(コサージュ)などを、PTA予算等で購入しています。 そのため、PTA会員から「会費を払っていない非会員家庭のお子さんに、そういった品をあげるのはズルイ」という声があがることがあるのです。 これはまさに「保護者が全員加入する」とい
![訴訟も起きている「PTAに入っていないと子どもに卒業祝い品をあげない」は許されるのか(大塚玲子) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2449445612a102f7fc02772d7a42b65959970cf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fotsukareiko%2F00068994%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)