終末期の看護で一番悩むこと。それは患者さんに「死にたい」と言われることではないでしょうか。 看護roo!のアンケートでも、患者さんから「死にたい」と言われたときにどう対応するのかを緩和ケアの専門ナースに聞きたい、という声が集まりました。 この難しい問いに答えはあるのか…。緩和ケアのエキスパート、がん看護専門看護師の武見綾子さんにお伺いしました。 聞き手:白石弓夏(看護師) がん看護専門看護師・武見綾子さんインタビュー【前編】 患者さんからの「死にたい」。“傾聴”や“反復”をしてもモヤモヤしている看護師へ <武見綾子さんプロフィール> 1991年 川崎市立井田病院 ICU・CCU 入職 1999年 同病院 緩和ケア病棟へ異動 2008年 日本赤十字看護大学 看護学研究科 基礎看護学 修士課程修了 2011年 がん看護専門看護師 取得 2018年6月現在、川崎市立井田病院 外科病棟師長 ■患者