知識と時間が結びつく 空から食べ物が降ってくるのを期待して、1日中「勤勉」に、口開けて空を眺めている人は、そのうち飢えて死ぬ。 農業の知識がある人は、同じ時間を使って畑を耕す。運がよければ雨が降って、そのうち作物が取れる。 運が悪ければ、作物は枯れて、そのひとはやっぱり飢えて死ぬ。 知識と時間が結びつくと、運がよければ生産が発生する。運が悪ければ、何も生まれない。 時間を上手に使えば、そこから何かが生まれるけれど、何かを生み出すことに舵を切ったとき、 その人はすでに、「もの作り」というリスクを取っている。 価値は観測されて発生する いろんなものが生産されて、交換される。 価値は人が集まる場所に発生して、自分でない誰かからの観測を受けることで確定する。 どれだけ勤勉なもの作りを行ったところで、それが誰かによって観測されて、 作られたものの価値が確定するまで、その人が投じた時間の価値は、誰にも