概要 zshのビルトインコマンドに関して、詳細情報を知りたいと思い、 helpコマンドを叩いてみるものの、 "zsh: command not found: help" が表示されるという事象が発生。 それでは"man"の第1引数にコマンド名を渡して表示されるかというと、 出るものと出ないものがある。 例えば変数を宣言する"declare"コマンドをmanしてみると。
Zshは、Bashを初めとした多くのシェルの機能を取り込んだ非常に多機能なシェルです。 多くのLinuxディストリビューションで使用できるだけではなく、macOSではデフォルトのシェルとして採用されていることもあり、Zshを愛用している方は多いかもしれません。 本日紹介する「Mastering Zsh」は、このZashを使いこなすのに役立つ上級テクニックを解説するドキュメントです。 基本的なコマンドラインの使い方に精通しているユーザー向けに、Zshの高度な使い方やカスタマイズ方法、実践的な例を紹介しています。 履歴やプロンプトの強化方法が理解できる! Mastering Zshの目次は以下の通りです。 Zshを使いこなすために役立つ情報が、大きく「設定」「ヘルパー」「使用方法」「その他」という項目にわけられて紹介されています。その中の例えば「設定」では、「一般」「履歴」「プロンプト」「ho
シェルスクリプト用の国際化ライブラリの決定版! sh-i18n を作りました ~ gettext.sh 代替・すべてのPOSIXシェルと環境に対応ShellScriptBash国際化GettextPOSIX はじめに POSIX 準拠でどの環境でも動くシェルスクリプト用の国際化ライブラリ sh-i18n を作りました。同様のライブラリとしては GNU gettext に含まれている gettext.sh が有名です。すでにライブラリがあるのになぜ作ったのかと言えば、gettext.sh は基本的に GNU gettext 専用で、書きづらく単一の書き方でどのシェルどの環境でも動くわけではなかったからです。一言で言えばすべての環境で動く完璧なシェルスクリプト用の国際化ライブラリを作りたかったのです。 ちなみにすべての環境で動くというのはおそらく嘘です。動かない環境は今のところ認知していません
どうも。CX事業本部Delivery部のえーたん(@eetann092)です。 gumが面白そうだったので素振りしました。 gumのREADMEを読んで特に気になった部分を例とともに紹介します。 gumとは? gumはシェルスクリプトの表示に彩りを添えるツールです。 gumを入力や選択画面を簡単に実装したりスタイルを変更できます。 Charmには、gumの他にもいくつかのCLIツールが掲載されています。 style gum style [--オプション] "行1" "行2" "行3" ...の形式で、文字や背景、ボーダーの色などの装飾を指定して表示できます。 gum style \ --background="#FDEE0F" \ --foreground="#000904" \ --border="double" \ --border-background="#FDEE0F" \ --b
はじめに 一部の POSIX シェルには、シェル自体に正規表現対応の機能が含まれており、外部コマンドに依存せずに正規表現による比較を行えます。すべての POSIX シェルで使えるわけではありませんが、シェルに含まれている機能であるため環境の違いを気にする必要はなくパフォーマンスも良いというメリットがあります。しかし正規表現に対応している bash、ksh、yash、zsh で、実装にそれぞれ違いがあります。この記事ではその違いをまとめました。現時点でのそれぞれの最新版である bash 5.2、ksh 93u+m/1.0.3、yash 2.53、zsh 5.9 で動作確認しています。 なお POSIX 正規表現の話や、コマンド(POSIX コマンド・UNIX コマンド)で正規表現を使用する場合の注意点などは「シェルスクリプトの正規表現の詳細解説(令和最新版)〜 基本正規表現(BRE)と拡張正
どうも。CX事業本部Delivery部のえーたん(@eetann092)です。 筆者はコマンド入力中に「長いコマンドをちょっと修正するためのカーソル移動が面倒だな」「Aは全部Bに置換したいな」と思うことがよくあります。 そんな時にZLE(Zsh Line Editor)のedit-command-lineが便利なので紹介します。 以下は、コマンド入力中にCtrl + oを押してコマンドの文字列をNeovimで編集した例です。 コマンドの文字列を編集後、保存すると反映されます。実行まではされません。あくまでも文字列の編集です。 設定方法 以下が.zshrcに書いた設定です。 autoload -Uz edit-command-line zle -N edit-command-line bindkey "^O" edit-command-line 1行ずつ説明します。 まず、autoloadを
仕事用のマシンをM1 MacBook Proに交換してもらったので、開発環境を整え直しました。 2年ほど fish を使ってきたのだけれど、普段は良いのだけれど、ちょっと自動化したくなったときに、やはりPOSIX準拠じゃないシェルはなかなか難しかった。macOSの標準も zsh になったことだし、久しぶりに戻ってみることにした。 導入 現代なので XDG Base Directory Specification に乗っかっておくことにする。 Arch Linux の Wiki がよくまとまっていて助かるのでこれを参考にして進めた。 zshの場合は ZDOTDIR を指定するといいのだけれど、これをどこで指定するのかという問題がある。zshの起動時に最初に読み込まれるユーザー設定は ~/.zshenv なのだけれど、ここに ZDOTDIR を書くということは .zshenv だけホームディレ
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