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2007年11月15日のブックマーク (2件)

  • Everyday Life of the Living Dead - 空中キャンプ

    遠くに人が歩いているのが見えた。俺は、うがーっ、と声をあげながら、その方向へのろのろと進んだ。できれば走りたいが、どうにもスピードがでない。そんな自分がいやになさけなくおもえて、俺はもう一度、うがーっ、と叫んだ。あー、もうずいぶん人肉を喰らっていない。ゾンビになってから二年たつけれど、まだ二回しか人肉を喰ったことがない。そのどちらも、他のゾンビが襲った人間の足とか腕なんかを、ばれないようにこっそり齧っただけなのだ。いつかは俺も、一人前のゾンビになって、自力で人間に噛みつき、人肉をすきなだけ喰らってみたい。 ゾンビになっていらい、記憶力もすっかり落ちてしまった。まわりのゾンビたちと話していても、「あの、えーっと、なんだっけ、名前でてこないや。ティム・バートンの映画いっぱいでてる人。かっこいい顔してて、ウィノナ・ライダーの元彼で、勢いあまって、腕に『ウィノナ・フォーエバー』って入れ墨しちゃった

  • バイトのお話し - おれはおまえのパパじゃない

    店での長い長いバイト生活のときにですね、「ただ単に長い」っていう理由で、新人の教育を任されるわけです。 バンビーノでもやってたけど、調理とホールって、全然違うじゃないですか。なんつーの? 調理って、「俺の技を盗め」的なさ、「教えてもらおうなんて考え自体が甘ぇんだよ自分で考えて自分で仕事みつけろよタコが」的なさ、「何も教えはしねえけど、俺の仕事の邪魔になるようなことをしやがったらローキック入れんぞ」的なさ。ばっかじゃねえの。なにそれ。ちゃんと教えてやれよ、と思います。 ほいで俺はホールの人間だったので、いちようちゃんと手取り足取り教えるわけです。仕事の手順とかは初日で一通り誰でもできちゃう。だって誰でも出来るような仕事だから、アルバイトなわけだし。でも接客に一番大事な何かがなかなか身につかんのね。ほいで、やっぱ自分もそうだったからわかるのだけど、最初って「いらっしゃいませー!」の一言すら

    バイトのお話し - おれはおまえのパパじゃない