2009年1月17日のブックマーク (1件)

  • 文豪気取り大団円 - 無免許タクシー

    「モウカエッチャウノ?」と延長料金を上積みさせるべく愛子ジーニョは引き止めるような物言いをするのだが、クレオパトラの鼻がもう少し低かったら歴史が変わっていたと云われるように愛子ジーニョの前歯がもう少し控え目であればあの夜の歴史も変わっていたであろう。「おほほ、また来るから」と決して果たされぬ形ばかりの口約束を交わして席を立った。アディオス。店を出て階段を下りて再び通りの歩道に立ったときに、これは駐車場に辿り着く前にどこかで暖を取らねば凍え死んでしまうやもしれない。甘く見ていると命を落とすであろう寒さに戦慄し再び暖が取れそうな店へと歩を進めた。比律賓国の女給の店を出てすぐ近くのビルにある馴染のバーに入ろうかと一瞬思ったのだがここで休んでしまっては駅前の駐車場に辿り着く前にもう一度休まねばならぬ計算になり、ちょっと疲れたからここに腰掛けて休んでいこうなどと歩道にしゃがみ込んだが最後「寝たら死ぬ

    文豪気取り大団円 - 無免許タクシー
    mitamujp
    mitamujp 2009/01/17
    またこういうの書いて欲しい。