amazarashiの一連の作品において、MV・アートワークなどトータルディレクションを手掛け、ミュージックビデオ『夏を待っていました』が、2010年度文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門にて優秀賞を受賞するなど、注目を集めている映像作家・YKBX。学生時代から映像を志す中、ゲーム会社に就職した一風変わった経歴を持ち、2012年からはA4Aとマネージメント契約を行い、より活躍の幅を広げている。今月末に渋谷慶一郎らと共に手掛けた初音ミク主演のボーカロイドオペラ『THE END』東京公演を控える俊才に話を聞いた。 インタビュー:松井友里 / 写真:唐沢雄輝 映像を撮り始めたきっかけを教えてください。 子どもの頃からモノを作るのが好きだったのですが、はじめはデザインやグラフィックの方に興味があって、その勉強もしていました。ただ、元々頭の中にあるイメージが静止画というより動画であること