2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で開催地の一つに選ばれた熊谷市で12日未明、日本対アメリカ戦のパブリックビューイング(PV)が行われ、集まった約250人が大きな声援を送った。3勝1敗、1次リーグ敗退で日本代表の戦いは幕を閉じたが、ラグビー関係者らは「予想をはるかに超える結果で、19年の追い風になる」と期待を高めている。 熊谷スポーツ文化公園で行われたPVは、午前4時の試合開始にも関わらず熱気があふれ、観客は日本選手のトライが決まる度に日の丸を振り、全身で喜びを表現した。 同市の会社員、橋本朱理さん(19)は「ラグビーは一歩一歩前進して攻めていく競技なんだと初めて知った。今大会を機に自分のようにファンになる人がたくさんいると思う」と興奮気味。女子7人制ラグビー選手の鈴木陽子さん(22)は「体が小さくても勝てる日本のラグビーを知ってもらえた。私たちも五輪出場権を獲得して盛り上