「メインバンクの意義って何?(怒)良好な取引実績ってイザというときの為のものじゃなかったの!?(怒)」 近年、起業家、経営者の方はもとより、士業の方からもこんな意見をされる機会が増えてきています。 驚くことに、業績堅調な私の顧問先企業にてメイン銀行の上席者から「自分の口から言うのは立場上できないが、この会社の今後の発展を思うと今のうちに然るべき他行取引を構築しといたほうが良い。その必要性ややり方を代表者に説明し、早めに実行してあげてほしい」というお願いをされたこともありました。 金融機関側の個別の事情 原因は【金融機関側の個別の事情】が実務取引に多大な影響を及ぼし、従来とおりの取引セオリーが崩壊してきたことに尽きると思います。 そもそも銀行は民間企業であっても免許事業であり、公的な要素が濃く、古くは日銀、大蔵省、現在は金融庁に生殺与奪権を握られている非常に特殊な業種です。 そのため、一昔前