昨年度、全国のハローワークを通じて就職した障害者はおよそ7万8000人と、これまでで最も多くなり、中でも精神障害者の就職者数が大幅に増えて、初めて身体障害者を上回りました。 厚生労働省によりますと、昨年度1年間に、全国のハローワークを通じて就職した障害者は7万7883人で、前の年に比べて9562人、率にして14%増加し、統計を取り始めた昭和45年度以降で最も多くなりました。 このうち、精神障害者で就職した人は2万9404人と、前の年に比べて5543人、率にして23.2%の大幅な増加となりました。また、身体障害者が2万8307人で6.5%、知的障害者が1万7649人で10.1%、それぞれ増加しました。 精神障害者の就職者数が身体障害者を上回るのは初めてだということです。 就職先を産業別に見ますと、「医療・福祉」が最も多く2万4393人で前の年に比べて30.1%増加したほか、「卸売・小売業」が