【これでいいの? 日本の食】(上)消費者の「買い支え」必要 安すぎる価格 国内生産者にしわ寄せ (1/3ページ) 食料品の値上げが相次ぐ中で、安さを追求した商品に消費者の人気が集まっている。消費者にとって価格は安いにこしたことがないが、安さを求め続けることなどで、外国産の食品が食卓にあふれ、食料自給率は40%と、欧米先進国に比べ著しく低い状態だ。加えて、国内の生産者は生活が成り立たず、担い手不足が深刻化している。食は命を支える基本。日本の食の在り方を考える。(平沢裕子) 東京の下町、千住に長ネギしか扱わない市場がある。ネギの仲卸「葱茂(ねぎしげ)」(足立区千住)専務の安藤将信さんは、このネギ市場で毎朝、競りによって長ネギを仕入れ、飲食店やスーパーに卸している。競りでは、商品の需要が多ければ値段が上がり、少なければ下がるのが普通だが、安藤さんはあらかじめ決めた最低価格より値段を下げることはし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く