大阪城の再整備のイメージ図=大阪商工会議所提供 大阪商工会議所が「大阪城を世界に誇れる名城」にしようと、行政や市民団体に再整備プロジェクトの推進団体を設立するよう呼びかける。天守閣・本丸エリアを歴史テーマパーク化する構想など、アジアを中心に世界の観光客を呼び込むには大胆な行動が必要だと訴えている。 会議所でツーリズム振興委員長を務める阪神高速道路の田中宰会長が23日、記者会見して構想を発表した。天守閣では3D(3次元)など最新技術を駆使した歴史演出を行うほか、本丸周辺では昔の街並みを再現して芝居小屋をつくったり、「駕籠(かご)タクシー」を走らせたりして昔の気分が味わえる空間にするという。 田中氏は「政府の成長戦略にも観光立国が盛り込まれ、この流れに乗るべきだ。必要な規制緩和も訴えていく」。推進団体のトップには平松邦夫・大阪市長に就いてもらいたい意向で、近く大阪市役所を訪問するなど賛同