旧暦10月、日本各地の八百万の神々は島根・出雲に集まり、大神のもとで人間の縁などついて「神議り」(かみはかり)という“話し合い”をするという。出雲での「神議り」をすべて終えた神々が、最後に立ち寄るのは、今年136年ぶりの造替遷宮を行なった万九千神社である。万九千神社宮司・錦田剛志氏が、謎に包まれた出雲の神事について解説する。 * * * 日本の神々の総数は計り知れない。ゆえに先人たちは八百万の神と呼び習わし、畏敬と感謝の祈りを捧げてきた。全国8万の神社から参集した神々を迎えて執り行なわれる「神迎祭」に始まる出雲の神事は、わが家が代々奉仕する万九千神社で終了し、神々は各地に戻っていかれる。 そもそも八百万の神がなぜ出雲へお集まりになるのか。日本各地には多くの伝承が残り、出雲に向かう理由も「縁組み」「酒造り」「奉公」「料理」「里帰り」など様々だ。一方、出雲の地では『日本書紀』の国譲り神話に基づ
映画の題材にもなり日本の入浴文化を象徴する銭湯。その数は減少の一途をたどっているが、立地場所の事情に合わせた工夫をして生き残りを図っている銭湯がある。キーワードは、「ランニング」、「外国人観光客」、「美容と健康」。個性派銭湯が利用客を呼び込んでいる。 ■ランナーの着替えも置ける 夕方、マンション1階の銭湯に背広にジョギングシューズを抱えた会社員が入っていく。千代田区麹町の「バン・ドゥーシュ」。皇居内堀まで約200メートルという立地を生かし、ランナーのための工夫をしている。 経営者の橋富和子さん(79)は、「東京マラソンが始まった平成18年からランナー利用者が増えました。会社着で着てランニングウエアに着替えてロッカーの鍵を預かる。走り終えてからお風呂に入ってもらいます」と説明する。 同銭湯の人気にあやかって近くに複数のシャワールームもできたが、週に一度は利用する千葉市、会社員、作田穣
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