この映画が紛れもなく映画史に残る傑作であることに異論は無いのですが、とにかく映画とは無縁な地点から人を雄弁にしてしまうような物議を醸す引き出しが多く、かつ映画自体としてもバージョン違いが多く複数の解釈が可能であるというのが『地獄の黙示録』のやっかいなところです。 整理してみますと以下のバージョンがあることになります(画角違いやワークプリントや映画祭用のバージョン違いは除きます)。 ①1979年70ミリバージョン(爆破無し・エンドクレジット無し) ②1979年35ミリバージョン(爆破有り・エンドクレジット有り) ③2001年特別完全版(爆破無し・エンドクレジット無し) ④2001年劇場公開版 デジタル・リマスター(爆破無し・エンドクレジット無し(*1)) ⑤2019年ファイルカット(※New!この文章書いた後に増えた) 僕が最初に見たのは劇場ではなく確かテレビの水曜ロードショーで見た②のバー