フジファブリックが初めて『ミュージックステーション』に出演した。歌ったのは、“若者のすべて”。この曲のリリース当初、フジファブリックは何本かテレビに出演し、“若者のすべて”を歌った。気合いの入った志村正彦は歌の練習をしすぎて声を嗄らしてしまい、本番で声が出なくなってしまい苦い思い出になったと、インタビューで笑いながら語ってくれたことを覚えている。それから12年、“若者のすべて”は、桜井和寿をはじめ、多くのミュージシャンにカバーされたこともあり、より多くの人に愛され、日本の夏を代表する曲となった。 『Mステ』の演奏前のトークで山内総一郎(Vo・G)は、志村が残したノートに「『ミュージックステーション』に出たい」と書いてあったと明かした。CMを挟み、郷愁のメロディがじんわりと広がり、胸をしめつけるイントロが流れる。山内が伸びやかに歌い、途中で志村の映像が流れたと思ったら、歌が志村の声に切り替わ